
コンサル業というのは、とても勉強になります。
真似をすることを喋りながらも、真似ではうまくいかないという二つの真ん中を通るような話の内容になることがほとんどだからです。
今回は、真似ることのメリットもデメリット…これだけは言えるだろうということをまとめていきたいとおもいます。
真似ると楽である
まず真似るということは楽であります。
何も考えなくても、真似すれば表面上では同じ現象が現れるので、再現される確率は高くなります。
野球部の真似を永遠としていたら、少しは野球ができるようになる…みたいなそんなイメージです。
メリットがあるということはデメリットもある
わかりやすいようにAくんを登場させます。
このAくんは野球部の真似をして、野球っぽいことまではできたとしましょう。
問題はこの先です。
バントがうまい選手に憧れて、その人になろうと真似し始めます。
しかし、このAくんは肩が強いとしましょう。
力強くバットを降ってしまうので、うまくバントがうまくできないのです。
Aくんはさらにバントの練習をします。
…
この光景を想像した際に、バントの練習よりもホームランを打つための練習をしたほうが、Aくんは自分の武器を手に入れることができると想像つきませんか?
しかし、Aくんは自分の資質に気がつかないうちは、バントの選手に憧れを持ちながらバントの練習をして、何で自分はバントができないんだ…と自信を無くしてしまう可能性も高くなってしまうのです。
自分の資質を知らないというだけでも、これだけ不利な野球人生になってしまうのです。
自分の得意不得意の資質は何だろう。…という方は身近にセッションを行なっている女性の方がいますので、ブログ等を紹介します。
得意不得意など、生まれ持った資質をびっくりするくらい丁寧に診断してもらえます。
真似てもそのものにはなれない
Aくんの例え話を読んでいただけたら、ハッ!となるとおもいますが、資質を知っていいところを磨いて勝負したほうが早いのです。
また、人間は、自分が出来ないことをほど、憧れを持ち、その人になりたいと思うようにできています。
実はそれは、その人になることを考えるよりも、その人を味方につけることを考えた方がうまくいく場合がほとんどなのです。
弱点を埋める時間はない
弱点を埋めるために時間を使った場合、その時間は苦痛や劣等感に変わる時間となる確率の方が高いです。
得意を伸ばすことに時間を使うと、その時間は気持ちいい疲労、着実に現実が変わり始めていく光景を目にすることができるはずです。
弱点を埋めることよりも、何が得意だっけ…?と自分を見つめて、その得意の分野を磨き始めることを行うと目も心も輝きはじめることでしょう。
コンプレックスは宝になり得る
コンプレックスというものは、自分の味でもあります。
例えば、声にコンプレックスがあるとしてもその声はある人にとって反対に心地いいものになり得たり、ギャップとして映ることだってあります。
そこを埋めようと思って頑張っている過程の中で、本当に自分が得意なことに気がつくことや出会う事がほとんどです。
なので、結局コンプレックスは宝に替わるようにできているのです。
いいところを発見して伸ばす
以上の事から、真似ることのメリットとデメリットをまとめていくと、以下のようになります。
○真似ていく過程でまずは劣等感を得る。
○劣等感を埋めていく過程において得意を知る。
このデメリットに関しては、必ず「得意な何か」を気づかせてくれる何かが起きるので、その気付きを漏らさないようにアンテナを張っておきましょう。
そこを磨きはじめた途端に、誰かにとっての憧れの存在に変わっていくことは間違いないでしょう。