
「考えることはいいことである」のような考え方は随分広がってきました。
その結果、考え方のようなコンテンツの売り買い市場が拡大して行っております。
そんな中、「考えること」と「考えこむこと」…この違いをしっかり理解しておかないと情報の中に閉じ込められてしまう恐れもあります。
ここでは、「考えること」と「考え込むこと」の違いというものを書いていこうと思います。
考え込むと行動を邪魔する情報が無限に入ってくる
今回一番警告を鳴らしたい内容が、情報に包囲されて身動きが取れなくなることです。
勉強や考えることをしているけど、何も外に出さない、改善しない、行動を変えないという事態になります。
しかも、この状態は一番危険で、情報に守られているような錯覚を起こし、ずっと気が付かず身動きが取れなくなることすらあります。
コンサルティングをした方の実態と発信内容を何人も把握しているのですが、情報に埋もれているタイプと情報を使うタイプで大きく発信方法は分かれていっているようです。
情報に埋もれて動かなくならないように、記事として、まとめていきます。
考え込むのは無駄である
例えばあなたが男性で、ある女性がモテるための研究をインプットだけで行なっているとしましょう。
どう思いますか?
その女性はモテるための方法を常に勉強したり考えていることは間違いありません。
あなたが女性なら、ある男性が彼女をつくる方法を勉強して考え込んでいるだけだとしたら、その男性は彼女は出来ると思いますか?
モテるための知識はすごい男性です。
「考える」には「行動」「アウトプット」がセットにならないことには、結果は無なのです。
行動やアウトプットよりもインプットを優先するとインプット中毒になる
行動やアウトプットをするとアドレナリンが出ます。
しかし、インプットでもアドレナリンは出ます。
インプットは、誰かアウトプットを受け取っているので、楽なのです。
(アウトプットする側はインプットしやすいように日々改良して発信している)
服を着替えて外に出かける事よりも目の前のドーナツを食べる方が楽なはずです。
インプットの楽を覚えるほど、アウトプットから逃げたくなります。
しかし、そのインプットは誰かのアウトプットなので、誰かに依存します。
インプット中毒になってしまうでしょう。
インプット中毒になると…
コンサルティングをしていると、人のいろんな姿が見えます。
インプット中毒になると、「思考を鍛えている」と思ってしまうようです。
しかし、少し時間をあけてみると、〇〇の勉強をしてます。〇〇からコンサルを受けることにしました。
のように、目の前のことの継続や努力の前に他のインプットを始めています。
これはほぼ間違いありません。
この状態になると、タバコを吸う人が無意識にタバコを口にくわえているくらい自覚が薄れていき、インプット中毒からなかなか元に戻りません。
なので、必ず「考えこむ」ではなく、「考える」の方で思考力を高めましょう。
恋愛でも、考え込む人と考え込まれる人で、追いかける人と追いかけられる人と分かれるはずです…
考えるためには失敗や不快が材料になる
腰が痛い→なぜ腰が痛んだんだろう。温度かな、負荷かな、変形かな…
ある原因に対する対応が一つ浮かんでくることは「考える」です。
腰が痛い→とりあえず薬を飲む→また腰を痛めたか…どうしたものか…他の薬かな…
このように他の情報が無限に入ってくる考え方は「考え込む」です。
考えるというのは、まずは自分なりの原因を突き止めてから、そこに対して対処するのです。
考えることが多いですか?
考え込むことが多いですか?
考え込みはじめたら長期、もしくは永遠に考え込むので、この記事でおさえておきましょう