ぼくたちは物事をダイレクトに捉えることができないという特徴を持ちます。

それが故に、「どれだけ情報収集をしても解決しない」という悩みは付きまとってしまう場合が多くあります。

なぜあの人には出来て、私には出来ないんだ!
勉強して知識はつけているのに!
出来ている人から学んでいるはずなのに!

 

このように、方法論を求めても、どうしても解決できないものが出てくるはずです。

 

それはバイアスがかかってしまっている事を疑ってみると苦しみの正体を知ることができるはずです。

なので、今回は「バイアス」について図を入れながら解説したうえで、バイアス整理シートを末尾でお配りしたいと思います。

ぜひ読んでみてください!

自分の色眼鏡(バイアス)を意識してみる

例えば、目の前で猫が転んだとします。

この時の捉え方は人それぞれ違うはずです。

「あれ?体調悪いのかな?」
「かわいい!」

「何につまずいたのだろう?」

つまり、下図のように「猫が転んだ。終わり。」という矢印が入ってきて、色眼鏡を通してインプットして認知しているということになります。

まずは常に、この認知システムが我々に働いているということを頭に入れておきましょう。

組織的バイアスについて

バイアスというものは、上図に示したとおり組織、社会的な視点と、個人レベルの視点が存在しています。

まずは組織バイアスを簡単に説明すると、Aグループ、Bグループと組織単位に物事を分類した際に、Bグループが好きという組織で判断してしまうバイアスのことを指します。

例えると、「小さい犬が好き」のように無意識にグループ分けしてから判断することは組織的なバイアスがかかっているということになります。

〇〇県出身と聞いただけで、こういう人だろうな・・ととらえてしまう事も組織バイアスがかかっているということになります。

個人のバイアスについて

一方、個人のバイアスというものは「認知的な評価プロセス」にダイレクトに影響されます。

つまり、下図のように常にバイアス(色眼鏡)を通して物事を評価し、取り込んでいるということになります。

もう少し書き加えると、以下の図になります。

ハロー効果

ハロー効果とは、商品そのものの特性や機能を分析することなく、その人物・製品サービスの特徴だけに影響されて評価してしまうことです。

 

例えば、病院で白衣を着ているだけで「医者」と捉えてしまうことや、きれいなスーツを着て綺麗なカフェなどで、はきはきしゃべるだけでビジネスに詳しい人と捉えてしまうことを指します。

白衣+病院=医者

綺麗なスーツ+きれいなカフェ=スペシャリスト

物事を自分主体でうまく運ぶタイプの方は、このようなバイアスをかけて他人を誘導するプロなので、しっかりとこの記事でバイアスを把握しておきましょう。

利用可能性で判断するバイアス

利用可能性に関するバイアスとは、人が記憶にとどめていた情報を引き出すときに、「簡単に思い出せる情報を優先的に引き出し、それに頼ってしまうバイアス」のことです。 

こちらの利用可能性についてのバイアスは3種類に分類されます。

想起が容易

簡単に思い出せる情報というものは、インパクトが大きい情報です。

ちなみに、幼少期に起きたショッキングな過去や、インパクトの大きい過去によって形成されたバイアスは現在進行形でかかっているはずです。

同じことを繰り返してしまう恋愛のようなことも、このバイアスを変えることを優先的に行わないとまた繰り返してしまうことになるでしょう。

しかしテクニック論に走ってしまうと、結局バイアスの色が変わらない限り、何度もテクニック論を追い掛け回すことになってしまうのです。

 

検索が容易

とにかく簡単に手に取る習慣もこのバイアスから来ています。

とりあえずガムを買っておこう。のように、とりあえず・・・しておけば間違いないと判断するバイアスです。  

検索容易がゆえに根本が解決しないパターン
別れても次探さばいいや

とりあえずまた広告出しておくか

とりあえずこの商材、商品を買ってみるか
これがだめなら次のダイエットサプリ買えばいいや

YouTubeで自己啓発を聞くか

具体性

「・・・ならば間違いないという」というバイアスに似ているもので、具体性は確かではなくても、〇〇が発信している具体的な内容は間違いないと捉えてしまうバイアスです。

その具体的な内容の真偽を確かめることなく、優先してその情報を引き出してしまいます。

俗にいう「ブランディング」というものは受信者に対してこの認知バイアスをかけるためのテクニックとなります。

自分にかかったバイアスを入れ替える

バイアスによる思い込みに苦しまないための知識というものを解説しました。

バイアスがかかり思考停止してしまうということは決して「考えていない」ということではないのです。

考えているけど、なんかうまくいかない場合は変なバイアスがかかっている場合がほとんどです。

では、苦しまないためには?を考えてみると、このバイアス(色眼鏡)の確認と、色眼鏡を自分で変えてしまえばいいのです。

 

一つだけ例を挙げると、「いつもパートナーに雑にされる」というバイアスがかかっているとします。

そしたら、「興味を持たれなくなった」ではなく「信頼関係が増してきたからパートナーにとらわれすぎずに自分磨きに時間を作っていこうかな」と変えてみるのです。

そして、

心の声で言い換える(アファーメーション)
俺は(私は)雑にされてしまう人物ではなく

信頼して安心してもらいやすい人物である

と言い換えることによって、バイアス(色眼鏡)を変えてみるのです。

ぜひ「テクニック論」に走る前に、自分にかかったバイアスに目を向けてみてください。きっとハッと驚く発見ができるはずです。

脱奴隷

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